みどり市Hpより引用
パリオリンピックで複合4位入賞の森秋彩がスポーツクライミングを語る。
6才から自宅近くのショッピングモールにあったクライミングスクールジムでクライミング体験。
用語や全国のクライミング施設の急な増え方もご紹介します。
また日本人選手が世界大会で上位入賞の経緯もご紹介。
森秋彩のプロフィール
- 名前 森 秋彩 (もり あい)
- 生年月日 2003年9月17日
- 出身地 茨城県
- 身長 154cm
- 握力 右45キロ、左37キロ
- 所属 茨城県山岳連盟
- 学歴 光輝学園つくば市立手代木中学校卒業
つくば開成高校(通信制)卒業
筑波大学 体育専門学群 在学中 - 得意種目 リード
小学校1年の頃に父に連れられて、家の近くのクライミングスクールで体験したのが最初の出会い。
父も同じころに始めたが、そのうちに追い越されて応援に回るようになってしまった。
ボルダリングとクライミングの違い
大きな岩のことをボルダーと呼ぶ。その岩をロープを付けずに登ることをボルダリングと呼ぶ。
ヨーロッパの山岳地帯、アルプスに近い、スイス・ドイツ7・イタリア・フランスなどで
昔から発展してきたスポーツだ。
スポーツクライミングとは、ロープを付けて登るスポーツ。
体重が軽くて筋力のあるアジア人に向いたスポーツ。屋内の施設でホールドと呼ばれる突起物の
配置・順番を考えながら登る。さながらチェスのように頭を使うことから『体を使ったチェス』と
呼ばれることもある。
ホールドと呼ばれる突起物は7種類ある heim ハイムHpより
全国のクライミングジム数の推移
ヨーロッパ諸国のクライミング強豪国に混ざって、日本がここ10年上位に食い込んできたのは
クライミングジムの増加にあります。
都会で出来るスポーツと言うことで、当初は東京を中心とする関東圏で急増した。
ここ5年ぐらいは、地方都市を中心として増加した。施設数はここ10年で5倍に増えた。
外国の壁と違って日本の壁は「単位壁当たりのホールド数が多い」と言うことだ。
外国の壁は、ホールドの数が少ない=安易に登り易い、日本のホールドは多いから、レベルアップに
合わせて組み方を自由に変えれる。
10年間でクライミングジムは5倍以上に増えた ミキペディア Hpより
薄い水色が2014年時、濃い青までの全体が2020年5月現在 ミキペディア Hpより
森秋彩がスポーツクライミングを語る
6才からのほぼ13年間をスポーツクライミングを中心に生活してきた。
「自分は誰よりもクライミングが好き。『クライミング愛』を感じてもらえるような登りをしたい」と表現した。金メダルは「明確な目標」と言い切る。だけど、結果はどうあれ、
オリンピックで得られた経験を、それからの人生に生かしたいと考えている。「一生通してクライミングを楽しむ。年を取っておばあちゃんになっても、
クライミングしながら死んでいきたい。クライミングとともに生きていたい」朝日新聞デジタルより抜粋
まとめ
競技の魅力について、「トップホールドをつかんだ瞬間は、初めて逆上がりができたときの感覚に近いかもしれない」と表現する。「何度も失敗し努力して、やっとできたという達成感、爽快感がある。他の選手に勝ったというよりも、諦めそうになった自分に打ち勝ったという喜びがあります」
森秋彩は競技者ではあるが、人と競り合うことを好まない。パリ五輪では「生き生きと登っている姿を見て、『自分も登ってみたい』と言ってくれる人が増えたらいいな
東京新聞インタビュー記事より抜粋
平坦ではなかったこの13年間、スポーツクライミングが生活の中心だったけれど生活の全部ではない。
おあばちゃんになっても、体力に合わせたスポーツクライミングを続けたいと森秋彩は言い切る。
人としての歩み・競技者としての今後の進む方向に興味深々だ。